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お手紙 お母様(代読:西井美桜さん)
愛來へ
18歳のお誕生日おめでとう
16歳で千葉から愛知に出て、もう18歳ですね。
今年の誕生日も家族揃ってお祝いできないのが少し寂しいです。
去年の8月、12期生オーディションの最終審査が終わり、結果連絡は後日なのにも関わらず、車に乗り込むやいなや自信満々に受かったと言う愛來に、みんなで笑っていたのが昨日のことのようです。
その満面の笑みを見て、ママもパパも「これは名古屋に来ることになったな」と思ったのを覚えています。
遠く離れた場所で、まだ16歳の娘を一人暮らしなどさせていいものか、ただただ心配ですし。でも、愛來が考えて行くと決断するなら、絶対に行かせようとママは思ってました。
合格から1週間で住む家を決めて、夏休みの間に誰にも言わず転校し、新しい高校の勉強と家事をしながら、レッスンや自主練が中心の生活をする姿を見て、せめて家事だけでもやってあげられたらと、いつも心苦しい気持ちでいました。
愛來は「来なくて大丈夫だから」と言うと思いますが…。皆さんそれぞれご事情があり、うちの子だけが大変だとは思いませんが、中学校生活の途中で病気がわかり、運動ができなくなってしまいましたね。クラスのみんなと同じことができない中、愛來は理由を周りに話さないと決めたけど、悩む時期が長く続いたと思います。
幼少期から、警視庁で刑事をしている祖父に憧れ、女性の自分だからこそ寄り添える被害者や事件があるはずと志した警察官を目指して勉強を進めたり、計画的で宿題を絶対忘れないようなところはじいじにそっくりで、あの頃は家族の夢でもありました。その夢を病気で突然諦めざるを得なくなり、あの時は目の前が真っ暗になって、どこか母として申し訳ない気持ちでいました。
でも愛來の方がショックだったはずなのに、人を僻んだり後ろ向きなことは言いませんでしたね。小さい頃からすぐにお友達を作ってくる子だったけど、病気ともお友達になれるなんて、私たちよりもうんと強い子だと思いました。
大変な中でもいい先生方に恵まれ、高校ではお友達にいただいたいいきっかけから、マネージャーという立場で運動をする仲間を支える側に回り、スポーツを楽しんでいましたね。その姿はママやパパにとってとても嬉しいものでした。
その後は幸いにも、他の子と同じように高校生活が送れるようになり、大好きだったアイドルの世界に挑戦したいという思いが膨らんで、また、愛來らしく一直線に前へ踏み出したと思います。やりたいことを目指せるのは当たり前のことじゃないもんね。
大学受験を考え、挑戦するのは一年間だけと自分で決めて、そんなとき、オーディションに出会いました。あれから一年、よく頑張りました。責任感を持ち、自分に厳しく努力する愛來はとてもかっこいいです。その姿を必ず見てくださっている方がいると思うし、これまでの努力があったから、チームKIIの素敵な先輩方と今ご一緒できていると思います。
一人名古屋で頑張る愛來ですが、先輩とお話しした日や、ファンの方とお会いした日はいつも嬉しそうで、よくしてくださる先輩方やファンの方に日々癒され、支えられているのがよくわかります。みなさん、本当にいつもありがとうございます。
家族みんな、愛來のいろんな姿が見られて毎日とても楽しく幸せです。愛來もありがとう。
お世話になっている方々と、これまでの人生でお世話になった方々への感謝を忘れず、受けた優しさは、これからも愛來がまた周りの人へ恩送りをしていってください。そして何より、自分を大切にしてください。体が壊れてしまってからでは遅いからね。家族にとっても、きっとファンの方々にとっても、愛來が健康で笑って活動できることが一番です。
合格通知からエンジンフルパワーで退路を断ち、加入後はスピードを緩めず機首を上げる準備をして、安全離陸速度に達して昇格後、上昇中の今は雲を抜けているのかな。雲外蒼天という言葉がありますが、視界ゼロの雨雲の中でも目標に向かって上昇し続ければ、雲を抜けた先には青空が広がっています。向かい風だと感じた時は、飛行機が向かい風を利用して飛ぶことを思い出してね。
18歳の1年は、雲を抜け、きれいな青空が見える素敵なフライトになりますように。
本日はファンの皆様、メンバーの皆様、スタッフの皆様、愛來のためにこのような素敵な生誕祭を開いてくださりありがとうございます。今後とも、愛來へのご指導ご声援のほど、よろしくお願いいたします。
ママより
生誕祭スピーチ 鈴木愛菜さん
まずは、今日のためにたくさん準備してくださった生誕委員の皆様はじめ、足元の悪い中劇場までお越しくださった皆さん、そして配信をご覧になっている皆さん、出演してくださったメンバーの皆さんも本当にありがとうございます。
手紙はママからだったんですけど、ママとは毎日のように連絡も取ってるし、何かあったら3、4時間電話するくらいよく話すんですけど、ママから手紙をもらったり、ママに直接感謝の気持ちを伝える機会っていうのは、今までなかったので、今日この場をお借りして伝えたいと思います。
私がオーディションに応募するか迷ってる時、やりたいならやりなって背中を押してくれたり、オーディションに受かった後は、きっといろんな思いがあっただろうけど、笑顔で送り出してくれたり、当時の私は無我夢中で気づけなかったけど、家族にとってはすごく難しい決断だったんだろうなと思います。
こっちに来てから、家族に言えないような悩みとか、悲しいことや辛いことがあるんですけど、何か私に嬉しいことがあると、自分のことのように喜んでくれる家族、そしておじいちゃんおばあちゃんもいてくれて、私は幸せ者だなと思います。いつもありがとう。これからもよろしくお願いします。
はい、ということで、17歳の1年を振り返っていきたいんですけど、17歳の頃の私は、研究生の頃の想い出は本当に練習してたことぐらいしかなくて、ただただ目の前のことにいっぱいいっぱいで、自分をいたわることができていなかったなっていう風に感じます。最初はアンダーにたくさん出て、いろんな人に私のことを覚えてもらおうって必死で、今日出演してくれてる心羽ちゃんと一緒に毎日、本当に公演3回分とか歌って踊って練習したりしていたんですけど。
当時、12期生がアンダーとして出演できる枠が限られていたんですけど、最初の出演がスクランブルになってしまったりとか、いろいろ大変なこともあったんですけど、短い期間の中でS公演やKII公演って、いろんな経験をさせていただいたなと思っています。
公演に慣れてきて、よしこれからE公演とか頑張るぞって思った矢先、昇格発表をして頂きました。その頃の私はパフォーマンスに特に自信があったわけでもないし、「なんでだろう?」って思う気持ちも、プレッシャーも、いろんな声にも悩まされたことがありました。何より昇格っていうのは、嬉しいことのはずなのに、素直に喜べない自分もいて、一緒に喜べる仲間がいなかったこともすごく辛かったです。
正直、昇格してからも楽しかったことばかりじゃなくて、「なんでこんなに辛い思いしなきゃいけないんだろう?」って思ったり、「全てやめてしまえば、どれだけ楽なんだろう」って考えそうになったこともありました。
それでも頑張ってこれたのは、ファンの皆さんのおかげだし、たくさん優しくしてくださった先輩の皆さんのおかげです。KIIの先輩には本当に優しい方しかいなくて、私のことをすごく気にかけてくださるリーダーのあやめろさんをはじめ、私が一人でご飯を食べようとしてると「おいで」って誘ってくださる先輩方だったり、私が一人にならないようにいろんなところに連れて行ってくださる先輩、何かに追い込まれて泣いていると優しく声をかけて、ずっとそばにいてくださる先輩、緊張でどうにかなってしまいそうな時に明るく声をかけて笑わせてくださる先輩だったり、急に移動中に「同期がいなくて寂しいでしょ、友達になってあげる」って友達になってくださる先輩もいます。
そういうKIIで迎え入れてくださった先輩の優しさがなかったら、私はきっといろいろ諦めてしまっていたこともあるのかなと思います。だから本当に、KIIで迎え入れてくださった先輩方、そして他のチームでたくさんお世話になった先輩方にはいつもいつも感謝しています。本当にありがとうございます。
先日、組閣のお知らせがあったんですけど、私は辛い時に支えて頂いたKIIの先輩方に、残りの期間でたくさん恩返ししたいなと思っています。離れてしまうのはすごく辛いけど、先輩方からいただいた思いやりや優しさを後輩に受け継いでいきたいと思いますし、KIIで学んだことはこれからも忘れず頑張っていきます。
昇格してから、すごく性格が穏やかになったなっていう風に感じるんですけど、これはSKEという温かい環境で育てていただいたからだなと思います。そんな丸くなった私の、今は18歳の目標を話していきたいんですけど、一つ目は無理をし過ぎず活動を楽しむことです。私がアイドルを目指していた頃は、キラキラしている場所で、大変なことなんて1ミリも想像もつかなかったんですけど、実際にアイドルになってみて、この1年間いろんな壁にぶつかって、たくさん悔しい思いや辛い思いをしてきたんですけど、やっぱりその中で「がんばれ」っていう優しい言葉がすごく重く感じてしまったり。
この1ヶ月間も活動を制限させていただいたんですけど、自分が知らない間に体を壊してしまっていたり、大好きな先輩方や応援してくださるファンの方にもたくさんご心配をおかけしてしまったので、この一年は無理なことは無理って言える人間になりたいし、できないことはできないっていい意味で正直に言える人になりたいです。
そしていつか、皆さんにもっともっと素敵な景色をお見せできたらいいなと思っているので、これからもついてきてくださると嬉しいです。
2つ目はたくさん飛行機を見ることです。今日も飛行機を見れたんですけど、本当に札幌で飛行機に出会ってから、大げさかと思われてしまうかもしれないんですけど、本当に自分の中の価値観が変わったというか、本当に大きな影響を受けたので、今年もたくさん飛行機を見て、いつかは飛行機とのお仕事もたくさんできたらいいなと思っています。お仕事お待ちしております。
3つ目はファンの皆さんを幸せにすることです。私はファンの方に喜んでいただけるような言葉を言えている自信がないんですけど、こんな特殊な私のことを好きって言ってくださる人がいる限り、私は頑張れるので、これからもひとりひとりとしっかり向き合って、心から応援したいと思える人間になります。これからも一緒にいてください。
この期間たくさんの方にご迷惑とご心配をおかけしてしまったんですけど、こうやって素敵な生誕祭っていう場所で戻ってくることができて幸せです。今年は健康第一で頑張りますので、どうか皆さんよろしくお願いします。今日は本当にありがとうございました。18歳の私もよろしくお願いします。
進行 太田彩夏さん 締めの言葉
愛來はそうだな、やっぱり昇格した当初は、すごく不安な気持ちでいっぱいで、すごく私は泣いてたイメージが強い。
本当に今となっては、こうしてファンの皆さんやメンバーを笑顔にして癒してくれる存在だなと思うので、これからももっと自信を持っていいなって思うし、そうだな、やっぱり愛來の性格上、先輩に甘えるのがすごく上手だし、すごく嬉しいです。本当にいつもありがとう。ありがとうございます。
愛來からしたら、SUMMER TOURはチームで動いたのが多分一番大きな仕事だったかなって思うんだけど、そうですね。やっぱり昇格してすぐだったので、他の先輩メンバーよりも覚える曲数が愛來だけ多くて本当に大変だったと思うんですけど、でも愛來は本当に不安な顔を一つせず、堂々とパフォーマンスしてる姿を見て、すごく感心しました。きっとそんな姿を見て、ファンの皆さんも心を打たれた方がいるんじゃないかなって思うので、これからも愛來らしく元気でいてくれたらいいなと思います。
一緒に盛り上げていきましょう。
岡本彩夏さん 締めの言葉
はい、そうですね。愛來ちゃんは、SKE48に加入してきてすぐの頃は、なんでも器用にできて何でもすぐにできちゃう子っていうイメージがあったんですけど、チームKⅡに昇格して一緒に過ごす時間が増えるにつれて、それは全部努力でできていることなんだなと思います。
まだ今日も初めての生誕祭だったり、加入して1年ちょっとしか経ってないというのが、私たちもびっくりするくらい、ちゃんと自分を持っていて、しっかりしている子なので、逆に心配になることもあるんですけれども、その中で、明るさと人懐っこさで楽しそうに過ごしている姿を見ると、私もすごく嬉しい気持ちになります。
これからも、さーたんがずっと笑顔で過ごしていけるように、私たちも楽しく一緒に活動していきたいなと思いますし、チームにとっても、SKE48にとっても、これからもすごく必要な存在だなと思っています。
私たちとファンの皆さんと一緒に、愛來ちゃんのアイドル人生がもっと輝くように、これからも一緒に過ごしていけたらいいなと思います。これからも、鈴木愛來ちゃんへの応援をよろしくお願いします。
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